崖っぷちのシングルマザーのボクサー 最愛の娘のためリングに立つ 「レッドシューズ」公開決定

朝比奈彩が崖っぷちのシングルマザーのボクサー役で映画初主演を飾る映画「レッドシューズ」が、12月9日より北九州で先行公開、2023年2月24日より全国公開されることが決まった。

「レッドシューズ」は、シングルマザーの女子ボクサーの真名美(朝比奈彩)を描いた作品。ある日家庭裁判所に呼びされた真名美たち。経済状況が悪く貧窮状態にある真名美は、娘を義母が育てるべきという行政の判断に押され気味だった。そんな中、正義感の強い真名美は、職場で理不尽な目に遭っている同僚をかばったことで失業してしまい窮地に陥る。新たに老人介護施設での仕事を得る真名美だが、そこである事故を起こしてしまい、娘と一緒にいられない状況になる。ボクシングの試合に勝ったファイトマネーで生活を立て直し、娘を取り戻すため、最強のチャンピオンへの挑戦が始まる。

真名美役には、本格的なトレーニングによって体作りに挑んだ朝比奈彩。本作が映画初主演となる。その真名美に厳しくも寄り添うトレーナー役に市原隼人、真名美の親友・由佳役に佐々木希、娘の親権を争う義母役に松下由樹、介護施設の先輩に観月ありさらが出演。音楽は「TOMORROW」などの岡本真夜が担当している。メガホンを取ったのは、「カノン」などの雑賀俊朗監督。地元・北九州オールロケで完成させた。

公開されたビジュアルでは、朝比奈彩演じる母・真名美が娘を抱き寄せるカットが大きく切り取られ、「それでも、私は、戦う」のコピーが添えられている。あわせて公開された本予告では、主題歌の岡本真夜「カナリア」の楽曲とともに、娘のためにチャンピオンになるべく奮闘する真名美の姿が収められている。

朝比奈彩らのコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■朝比奈彩/真名美役
とうとう公開日が決まったということで、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。
一人でも多くの方に見て頂きたい、そんな作品になっております。

■雑賀俊朗監督
この映画の発想の原点は、私が少年時代に見て感動した映画『ロッキー』でした。数十年想い描いてきた “ボクシング” と “故郷・北九州市での撮影” という、2つの夢のキーワードを達成させた映画です。この作品の初稿は2005年でした。映画製作は、大人の文化祭だと思っています。一人では創りあげることはできません。たくさんの仲間たちの愛と熱意が結集して、このコロナ禍で撮影し、上映まで辿り着くことができました。ボクシングシーンは、迫真のファイトシーンが収録できましたし、北九州市の景観の美しさも収録できました。そして、何より魂を込めて作りました、この母と娘の愛の物語を堪能していただければ嬉しいです。

■岡本真夜 コメント
親が子を思う気持ちは無償の愛。
この子のためなら命でさえも捧げられる、という思いは私も一人の親として同じです。
真名美の強く儚い気持ちを歌にしました。
「無情なる歪んだ世界 ⽣きたい場所はひとつ 君がいる世界」

【作品情報】
レッドシューズ
2022年12月9日(金)北九州先行公開、2023年2月24日(金)新宿ピカデリー他全国公開
配給:SDP
©映画レッドシューズ製作委員会

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