台風15号の被災現場で活躍の技術も 110の最先端商品が集結 静岡市でイベント

2022年9月、静岡県内に甚大な被害をもたらした台風15号の災害現場で、急遽、活用された最先端技術が11月8日、披露されました。静岡県が主催した「新技術交流イベント」には110の新たな商品が集結しました。

11月8日のイベントは、企業が持つ最先端の技術を建設現場などとマッチングさせる目的で県が開催しました。

<出展者>

「パワースーツです。最大30kgの持ち上げ支援をします」

重たいものを運ぶ時などに筋肉の動きを強化するパワースーツは、これまで主に物流や介護の現場で重宝されてきましたが、災害時にも使えるよう塵や水を防ぐ機能が追加されました。

<参加者と出展者のやりとり>

「おお」

「すっと上がりますよね」

<参加者>

「こういうのがあれば、年配の方とか、自分も腰悪いんですが全然負担かかることなく、持ち上げることができました」

2022年9月に発生した台風15号の災害現場で、急遽、活用された最先端技術も展示されました。

<出展者>

「一輪車のタイヤを変えるだけで、後付けで電動にできるという製品になっています」

電動アシスト機能を備えた手押し一輪車は、ミカン農家の運搬作業を補助するために開発されましたが、台風15号の復興作業の現場では、土砂や泥水を撤去する場面で活躍しました。

<静岡県交通基盤部技術調査課 町井靖課長代理>

「新技術のデータベースを作成していて、毎年各企業から新技術の提案をいただいて、データベースに登録する作業を続けています」

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