花魁(おいらん)姿の女性たちが街なかを練り歩くイベント「宮魁(みやらん)道中」が6日、宇都宮市のオリオン通りで3年ぶりに開かれた。きらびやかな衣装で街を彩った。
和服で宇都宮を盛り上げようと、2018年から一般社団法人宮魁道中(荻原貴則(おぎはらたかのり)代表)が主催している。20、21年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催を見送った。
この日は公募で集まった県内外の58人が参加した。あでやかに着飾った一行は江野町のオリオンスクエアを出発し、曲師(まげし)町までをしずしずと歩いて往復した。居合わせた人たちは「きれいだね」などと話しながら、妖艶な姿を写真に収めていた。
初めて花魁になったという簗瀬1丁目、中央小5年舟橋凜子(ふなばしりんこ)さん(11)は「着物が好きで、お母さんの勧めで挑戦してみた。みんなに自分の姿を見てもらえて良かった」と満足そうだった。