「F1における史上最高のドライバー」ガスリーがアロンソを称賛。アルピーヌF1加入への期待も語る

 2023年シーズンはアルピーヌF1に加入するピエール・ガスリー(アルファタウリ)は、自身の前任者であるフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)について「F1における史上最高のドライバー」と、その実力を称賛した。

 アロンソによる突然のアストンマーティンF1移籍発表から始まったアルピーヌのシートを巡る争いは、F1日本GP開催中の10月8日、2023年のレギュラードライバーとしてガスリーの起用が発表されたことで決着した。ガスリーはF1レギュラー参戦6年目にしてジュニア時代から在籍したレッドブルを離れ、エステバン・オコンとともにアルピーヌでオールフランス体制を築くことになった。

 そのガスリーは配信プラットフォーム『Twitch』上で行ったゲーム配信で、ファンからの質問に答えるかたちでアロンソに触れ、彼を絶賛した。

「フェルナンドはF1における史上最高のドライバーのひとりだ」

「みんなが知っていることさ、彼はレジェンドだよ。彼とレースをするのは苦痛なんだ。信じられないドライバーだよ」

 2022年で41歳を迎えても、なお衰えないスピードと豊富な経験を持つアロンソとのバトルを「苦痛」と語ることで彼を称えたガスリーは、さらに今年のカナダGPでアロンソが予選2番手を獲得したことにも触れ、そのことを「魔法」だと表現。

 一方でその後任としてアルピーヌF1に加入することについては、アロンソの活躍はチームの戦闘力が増している証でもあるとして、プレッシャーというよりも期待を感じていることを明かした。

「アルピーヌと一緒に仕事ができることに、そして彼らが進歩を遂げているのを見て、とてもワクワクしているんだ」

「鈴鹿ではエステバンが4位に入ったし、今年のフェルナンドは魔法だね。カナダではフロントロウに入った。ありえないよね」

「とても興奮しているし、最高のときはこれからやってくる。待ちきれないよ」

2022年F1第20戦メキシコGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
2022年F1第20戦メキシコGP エステバン・オコン(アルピーヌ)と争うピエール・ガスリー(アルファタウリ)

© 株式会社三栄