岡山県2人死亡1266人感染 コロナ、累計感染者30万人超す

岡山県庁

 岡山県は9日、新型コロナウイルスに感染していた90代以上の男性2人の死亡と、1266人の感染を発表した。1日当たりの感染者数は2日連続で千人を超え、クラスター(感染者集団)は8件発生。県内の累計の感染者数は30万人を超え、30万1099人となった。

 県内では2020年3月に初めて感染者を確認。今年に入り感染力の強いオミクロン株の拡大で増加ペースが速まり、累計で10万人を超えた6月以降は約2カ月半ごとに10万人ずつ増えている。感染者は現在、増加傾向で、流行「第7波」が十分収まらないまま「第8波」を迎えることが懸念されている。

 9日の新規感染者は、岡山市保健所管内が545人、倉敷市保健所290人、県管轄の5保健所403人、陽性者診断センター28人。年代別は10代218人、20代185人、40代180人、30代175人、10歳未満150人など。

 クラスターは、新見市の学校で18人の感染が確認されたほか、岡山、赤磐市の医療機関3カ所で計21人、岡山、倉敷、備前市の高齢者施設3カ所で計26人、岡山市の障害者施設で13人の感染が判明。県内での発生は1391例となった。

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