神奈川の県立学校 「セクハラ被害」の生徒は87人

神奈川県東庁舎

 神奈川県教育委員会は県立学校でのセクシュアル・ハラスメント被害について、2022年度の第1回アンケート結果をまとめた。自身や他の生徒が被害を受けたと答えた生徒は計87人(前年度同期比43人減)だった。県教委は引き続き啓発などに取り組む考え。

 対象は県立高校、中等教育学校後期課程、特別支援学校高等部の生徒約11万8400人で、インターネットで7月までの被害状況を尋ねた。無記名回答可能で学校名の明記を求めた。

 被害状況は「自身が受けた」が41人(前年度同期比25人減)、「他の生徒が受けた」は46人(同18人減)。この41人のうち、セクハラ行為者は先生19件(同10件減)、生徒21件(同2件減)、部活動指導者1件(同1件増)。被害内容(複数回答可)は「性的なからかいや冗談などを言われた」と「必要もないのに体を触られた」がそれぞれ11件だった。

© 株式会社神奈川新聞社