ピケも?「現役最後の試合で退場になった選手」4名

先日行われたオサスナ戦でレッドカードを受け、バルセロナでの最後の試合で退場処分となったジェラール・ピケ。このまま現役を離れる可能性が高いという。

今回は「現役最後の試合で退場処分となった4名の選手」を特集しよう。

ジェラール・ピケ

先日バルセロナを離れることを宣言したジェラール・ピケ。そして今回行われたオサスナ戦ではベンチ入りし、そのキャリアを締めくくるようなクライマックスになることが期待された。

しかしながら、前半にロベルト・レヴァンドフスキが2枚目の警告で退場となった判定に不満を持ったピケは、ハーフタイム前にマンサーノ主審を相手に激しく抗議。それによってレッドカードを受け、退場処分となってしまった。

ピケはこのあと現役を離れる可能性が高いとされており、選手として最後の試合でレッドカードを受けた珍しい選手の一人になるかもしれない。

ジネディーヌ・ジダン

もちろん「現役最後の試合で退場処分となった」選手として最も有名なのはジネディーヌ・ジダンだ。フランス代表のエースとして2006年ワールドカップの決勝に導き、イタリアとの激闘を演じた。

延長戦に入ったあと、マルコ・マテラッツィの挑発に激昂したジダンはおもむろに頭突きを敢行。このふるまいに主審はレッドカードを提示し、ジダンはピッチを去る。そしてフランスも決勝で散った。

マテラッツィがどのような挑発をしたのかという点については後に大きな議論となったが、証言によれば姉のことを揶揄するものだったそうだ。

ユルゲン・コーラー

西ドイツ代表、ドイツ代表で105試合に出場した伝説的ディフェンダー。ワールドカップには1990、1994、1998年と3度出場し、1度の優勝を経験している。その堅実なプレーから世界最高のストッパーだと評価された。

彼が現役を引退したのは2002年。ボルシア・ドルトムントで老獪な守備を見せていた彼は、キャリア最後の舞台としてUEFAカップの決勝に進出することに成功した。

その相手は小野伸二らが所属していたフェイエノールト。コーラーは31分にヨン・ダール・トマソンを倒してしまい、ペナルティキックを与えた上退場処分に。しかもチームも敗北し、最悪の形で引退することになった。

マルク・ファン・ボメル

小野伸二がフェイエノールトでプレーしていたとき、ライバルのPSVには「壊し屋」ファン・ボメルがいた。その激しいマークは日本人のファンにも強烈な印象を与えたが、現役最後の瞬間もレッドカードでのクライマックスだった。

2012年に古巣のPSVへと復帰してキャプテンを務めていた彼は、2013年5月12日に行われたエールディビジの最終節でトゥウェンテと対戦。56分にイエローカードを受け、さらに71分に2枚目を提示され、最後の瞬間は「彼らしい」退場となった。

結局このシーズンPSVはリーグでもカップでも準優勝。ファン・ボメルは「このレッドカードはシーズン全体を反映しているな」と話し、試合後にキャリアを終えることを宣言した。

エドガー・ダーヴィッツ

「猛犬」の異名をとったオランダ代表の名ボランチ。目の病気のためにゴーグルを着用しながらプレーする姿は大きなインパクトを残した。

210年にクリスタル・パレスでプレーしたのを最後に一度ピッチを離れたが、2012年にバーネットで現役復帰。選手兼任監督として戦っていたが、2013-14シーズンに大きなトラブルが起こってしまった。

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シーズン開幕から7試合で2回の退場処分を受けた彼は、監督でもありながら泊まりのアウェイゲームへの帯同を拒否して騒動に。そして12月のセイルズベリー戦で3度目の退場処分を受けたあと、「もうたくさんだ」と現役引退、監督退任を表明した。

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