人気商品の完熟イチゴがバウムクーヘンに 道の駅もてぎが10日発売

10日に発売される「いちごのバウムクーヘン」

 【茂木】道の駅もてぎの「バウム工房ゆずの木」は、同道の駅の人気商品、町内産完熟イチゴを使った新商品「いちごのバウムクーヘン」を開発し、10日に発売する。贈答用中心に通年販売する主力商品の一つに育てたい考えだ。

 町内産完熟イチゴの果肉や種をほどよく残したペーストと、フリーズドライした粉末のイチゴを使い、町内産コシヒカリ100%の自家製粉米粉と合わせている。着色料や香料は使わず、米粉ならではのしっとり感とふわふわした食感の中に、完熟したイチゴの自然な香りと味わいを持たせている。

 道の駅利用客から生のイチゴの他にイチゴ味のバウムクーヘンを求める声が多くあったという。着色料と香料なしにイチゴらしい色や香りを出すため試行錯誤し、開発に約2年かけた。

 単品は1250円。ジャム2瓶とカットバウム5個を組み合わせたプレミアムギフト(3300円)などもある。年間1億円以上を売り上げるバウム工房ゆずの木の主力商品のバウムクーヘンのうち約5分の1を占める「ゆずバウム」と同程度の売り上げを目指す。

 河又正光(かわまたまさみつ)支配人は「チャレンジして実現したイチゴ本来の香りを楽しんでほしい」としている。

 (問)同道の駅0285.63.5671。

10日に発売される「いちごのバウムクーヘン」

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