今後2週間は気温高い 11月最終週は冬型の気圧配置になりやすく 西日本中心に気温変化大きい

  

 気象庁は10日(木)、向こう1か月(11/12~12/11)の天候の見通しを発表した。期間の前半を中心に暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は全国的に高い見込み。特に、北日本では期間のはじめに、西日本と沖縄・奄美は期間の前半に、気温がかなり高くなる所がありそうだ。  また、低気圧の影響を受けやすいため、北日本の向こう1か月の降水量は平年並みか多い見通し。一方、沖縄・奄美は気圧の谷や湿った空気の影響を受けにくいため、向こう1か月の降水量は平年並みか少なくなりそうだ。

 1週目(11/12~11/18) 全国的に高温で、北・西日本と沖縄・奄美はかなり高くなる所がありそうだ。全国的に、平年と同様の天候が見込まれる。

 2週目(11/19~11/25) 全国的に高温傾向が見込まれ、西日本と沖縄・奄美はかなり高くなる可能性がある。沖縄・奄美は気圧の谷や湿った空気の影響を受けにくく、平年に比べて曇りや雨の日が少なくなりそうだ。 3~4週目(11/26~12/9) 西日本を中心に冬型の気圧配置となり、西日本は寒気の影響を受けやすく低温傾向となりそうだ。全国的には、平年と同様の天候が見込まれる。

高温に関する情報

 沖縄~中国地方にかけての向こう2週間の気温は、暖かい空気に覆われやすいため高い日が多く、これから13日(日)ごろまでかなり高くなる可能性がある。また、沖縄は16日(水)ごろ、九州南部・奄美は18日(金)ごろ、九州北部(山口県を含む)と中国は19日(土)ごろからの5日間ほどは、再びかなり高くなる可能性がある。このため、気象庁はこれらの地方に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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