【7日(月)は立冬】西日本や東日本は小春日和多い 12月以降は例年以上に厳しい寒さか

 11月7日(月)は二十四節気の立冬(りっとう)で、暦の上では冬が始まる日とされている。北日本では初雪の便りが届き始めるころで冬の気配が感じられるが、東日本や西日本では木枯らしが吹き出すころとされいる。

立冬過ぎても西~東日本は小春日和

 7日(月)立冬以降は、北日本は日本海側を中心にくもりや雨の日が多くなりそう。10日(木)は低気圧が近づき、発達の程度によっては雨や風が強まり荒れた天気となるおそれがある。太平洋側ではおおむね晴れる日が多い見通し。気温は最低・最高ともに平年並みか高い日が多くなりそうだ。
 東日本や西日本は高気圧に覆われて、おおむね穏やかに晴れる日が多い見込み。朝晩はこの時季らしく冷える日が多いものの、昼間は日ざしや暖かい空気が流れ込む影響で20℃以上の所が多い予想。小春日和になる所が多くなりそうだ。

12月以降は寒気の影響受ける日増える

 最新の1か月予報では、11月中は降水量・日照時間ともに全国的に平年並みの見通し。気温もこの時季らしい所が多いものの、西日本では平年並みか高くなりそう。西日本では、紅葉が色づくのは平年よりやや遅くなるかもしれない。

 ただ、12月に入ると冬型の気圧配置になる日が増える見通し。寒気の影響を受けやすくなるため、西日本から北日本の日本海側では平年よりくもりや雨の日が多く、雪になる日も多くなる可能性がある。1月にかけても傾向は変わらず、平均気温は全国的に平年並みか低い見通し。
 7日(月)立冬を迎えてすぐに極端な寒さはなさそうだが、12月以降は例年以上の厳しい寒さを覚悟した方がいいかもしれない。

(気象予報士・鈴木悠)

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