間もなく開幕を迎える2022カタール・ワールドカップ。
ここでは、そのカタールW杯を前に過去の大会から「最高にかっこいいユニフォーム」をお届けしたい。
今回は日本代表が初出場した1998年フランス大会から12着をご紹介。サプライヤーに目を移すと、この大会からアメリカの巨大スポーツ企業Nikeが“参戦”したことにより、「adidas、Nike、Puma」の3強時代が始まった。
デンマーク
デンマーク代表 1998 Hummel ホーム
98年大会で唯一のHummel製ユニフォーム。デザインはデンマーク国旗カラーで構成し、画像では少々見づらいが胸番号下に大きく透かしでエンブレムをプリントする。
ナイジェリア
ナイジェリア代表 1998 Nike ホーム
1995年からNikeと契約するナイジェリアにとって、これが初のNike製ワールドカップモデル。鷲や民族調模様といったそれまでの独特なグラフィックを封印し、シンプルなデザインで大会に臨んだ。
クロアチア
クロアチア代表 1998 Lotto ホーム
W杯初出場にして3位に輝いた大会のユニフォームは、国旗のシャホヴニツァ(市松模様)をあしらった個性的なデザインが注目を集めた。日本にとってはダヴォール・シュケルの一発が思い出されるユニでもある。
メキシコ
メキシコ代表 1998 ABA Sport ホーム
ユニフォームでは98年大会で最も注目を集めたかもしれないメキシコ代表。アステカ文明の遺物を描くデザインは文字通り強烈で、世界のサッカーファンを驚愕させた。とはいえ、これほどコレクタブルなユニフォームも珍しい。
ブラジル
ブラジル代表 1998 Nike ホーム
今や当たり前のように感じるNike製ワールドカップモデルは、このユニフォームが原点だ。ラウンドネックを採用したクラシック調の中にもモダンな雰囲気を感じるデザイン。98年大会は決勝でフランスに敗れ準優勝に終わった。
フランス
フランス代表 1998 adidas ホーム
自国開催のW杯にして初優勝を成し遂げた98年大会。胸に赤白のストライプを走らせるデザインは、優勝した1984年の欧州選手権(EURO1984)で着ていたキットをモチーフとしたもの。サポーターにとっては一生忘れることのできないユニフォームだろう。
イングランド
イングランド代表 1998 Umbro アウェイ
光沢感のある赤い美しい生地に、シャドーのストライプと国旗のセントジョージクロスを透かしであしらうデザイン。サプライヤーは英国の名門ブランドUmbroで、フランス大会ではスコットランドとノルウェーも担当していた。
イタリア
イタリア代表 1998 Nike ホーム
イタリアといえばかつてはDiadora、近年はPumaの印象が強いが、90年代後半はNikeがサプライヤーだった。光沢感ある美しい青と上品な襟が人気のW杯モデル。選手は引き続き胸にメーカーロゴを付けない仕様のユニフォームを着用した。
日本
日本代表 1998 Asics ホーム
日本代表がワールドカップに初出場し、ジャマイカ戦で決めた中山雅史の“魂のゴール”も記憶に焼き付く記念すべき大会のユニフォーム。炎を袖に描きシャツ全体にも透かしであしらう個性的なデザインは賛否あるが、シンプルに「忘れられない一着」である。
ユーゴスラビア
ユーゴスラビア代表 1998 adidas ホーム
決勝トーナメント1回戦でオランダに敗れたものの、国際舞台に復帰したユーゴスラビアの存在感を見せつけた大会。ユニフォームはネイビーを基調とし、Vネックには国旗カラーのストライプをあしらい、シンプルながらも美しいデザイン。パンツの紐にまで美を感じるキットだった。
オランダ
オランダ代表 1998 Nike ホーム
ロイヤルカラーのオレンジをベースに、襟と袖口をブラックで彩るデザイン。98W杯モデルは2色のコントラストが印象的だった。両脇に走らせるパイピングも良いアクセント。シンプルにライオンを描くクラシックなエンブレムも格好よい。
アルゼンチン
アルゼンチン代表 1998 adidas ホーム
定番だけど美しいセレステ・イ・ブランコ(水色と白)のホームキット。細かいことだが、アルゼンチンのストライプは中心にブルーを配したほうが安定感がある。
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グループステージ初戦で対戦した日本にとっては、ガブリエル・バティストゥータの手痛い一発が思い出されるユニフォームかもしれない。