新型コロナウイルスの感染者数が神奈川県内で再び増加してきた。10日には1日当たりの新規感染者数が約2カ月ぶりに5千人を超えた。県は流行「第8波」への備えを急ぐが、重症化予防効果が期待される新ワクチンの接種はまだ低調で、接種促進に力を入れている。
県内の感染者数は10月中旬から再び増加の傾向を見せている。曜日ごとの検査体制に左右されにくい週別の感染者数で見ると、今月5日までの週で前週を上回るのは3週連続になった。ワクチン接種で獲得した免疫が弱まっていることや、寒さで換気が不十分になるといった季節性の要因などが指摘されている。
