【宜野湾】宜野湾市大謝名で11日正午ごろ、体長約50センチのカメが道を歩く姿が目撃された。市民から本紙に「すごい大きなカメが、結構な速さで坂を登っている」との連絡が入った。現場に駆けつけると、桑の葉をおいしそうに食べている姿があった。
カメがいなくなったことに気づき、約10分後に捕獲した飼い主の中島牧子さん(52)によると、カメは14歳のケヅメリクガメで名前は「カメちゃん」。外に出るために数段ある階段を登り、閉じ忘れていた門から逃げ出した。
カメちゃんは、おいしい草を求めて脱走を繰り返す常習犯で、過去には警察のお世話になったことも。中島さんは「おいしいご飯をあげるからもう逃げないで」と苦笑いしながら、カメちゃんに語りかけた。
(新垣若菜)