信号機なしの横断歩道「一時停止率」4割 長崎県、全国平均上回る

 日本自動車連盟(JAF)長崎支部(藤岡良規支部長)が、信号機のない横断歩道での歩行者優先の状況を調査したところ、長崎県の一時停止率は40.9%だった。全国平均(39.8%)をやや上回った。
 調査は8月15日~9月13日の平日2日間、長崎市内の信号機がない時速40キロの直線道路で、運転手が横断歩道の路面表示と標識を判別できる場所で行った。JAFが2018年から全国一斉に調査を開始し、本県の一時停止率は同年以降、最も高くなった。
 同支部推進課は「平均を上回ったが、約6割は止まっていないということ。信号機のない横断歩道で歩行者が渡っていたら、必ず一時停止してほしい」と呼びかけている。
 県警によると、9月末時点で車と歩行者の衝突事故は288件発生。うち114件は横断歩道上やその周辺で起きている。


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