きょうは全国的に、前日より気温が低くなっている。特に、北風の強まっている所がある北・東日本は、実際の気温より寒く感じる地域が多くなりそうだ。なお、あす15日（火）午前中は関東南部で、午後は東北の日本海側～北陸で天気が崩れる見込み。東京都心は気温が上がりにくいので、風がそれほど吹かなくても初冬の装いが不可欠となる。

東京　火曜日は13℃

　寒気が流れ込んでいる影響で、けさは釧路（北海道）で平年より1週間遅い初雪を観測した。きょうは北・東日本を中心に前日より大幅に気温が低くなっているが、西日本はまだこの時季としては高めの地域があるなど、先週末の暖かさがいかに際立っていたかがうかがえる。あす15日（火）日中は全国的に平年並みの所が多いものの、関東は朝からあまり気温が上がらない見込み。東京都心は13℃と、12月上旬並みの寒さになりそうだ。

　15日（火）は、天気に関しても地域差がある。関東沖で発生する低気圧の影響で、午前中は関東南部を中心に冷たい雨の降る所がありそうだ。北海道も午前中はにわか雨（雪）の所があるが、午後は東北の日本海側で、夕方以降は北陸にも雨雲がかかり、局地的に雷を伴う見込み。一方、東海から西日本は、晴れる地域が多くなりそうだ。

水曜日　北海道は雪に

　16日（水）は北日本を中心に寒気が流れ込むため、北陸から北の日本海側は天気が変わりやすく、気温の低い北海道は平地でも雪の降る所がある。太平洋側の各地は広く晴れるが、空気の乾燥が進みそうだ。17日（木）は東日本の太平洋側で晴れるものの、18日（金）は西から天気がゆっくり下り坂で、週末に晴れる地域はあまり多くない見込み。西・東日本は、二週連続で雨の日曜日となる所もありそうだ。

（気象予報士・高橋和也）