埼玉愛あふれる空間に…県民の日、県庁で3年ぶりオープンデー 7500人来場 県内各施設でもにぎわい

パレードで埼玉県庁敷地内を行進する県警のカラーガード隊=14日午前、さいたま市浦和区の埼玉県庁

 「埼玉県民の日」の14日、県は「県庁オープンデー」を開催し、多くの県民が県庁舎を訪問した。開催は新型コロナウイルスの影響で2019年以来3年ぶり。親子連れを中心に7500人(県発表)が来場し、シールを集めて回るシールラリーや中庭でのステージなどを楽しんだ。

 オープンデーは1995年から20回目の開催で、今年は初めて県警音楽隊のオープニングパレードが披露された。庁舎内には県の取り組みを紹介するブースや、スマートフォンと拡張現実(AR)技術での持続可能な開発目標(SDGs)の体験学習、仮想現実(VR)での地震体験コーナーなどが出展された。

 さいたま市浦和区の埼玉会館では、記念式典が開かれ、作文やポスターのコンクール受賞者らが発表された。大野元裕知事は「県は今、時代の転換点にある。5か年計画に真摯(しんし)に取り組むことで日本一暮らしやすい埼玉の実現を図っていく」と抱負を述べた。

 同日は多くの県内小中高校で休みとなった。協賛施設として東松山市の県こども動物自然公園や所沢市の所沢航空発祥記念館など46施設で入場無料やグッズプレゼントなどの特典が用意された。また、県内6鉄道事業者が記念フリー乗車券を販売した。

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