「加越交流市民会議」設立 上越市・加賀市、エリア交流促進へ 来春の観桜会訪問団も計画

 3年前に石川県加賀市の高校生が東京から540キロに及ぶ江戸時代の参勤交代ルートを完歩し、中間点の上越市で歓迎交流会を開いた「参勤交代うぉーく」を縁に、両エリアの交流を進める上越市の市民団体「加越交流市民会議」が14日、設立した。

左から幹事長の橋本さん、加賀市の佐々木さん、村山前上越市長、事務局長の永見さん

 上越市の村山秀幸前市長が会長に就き、2年後の北陸新幹線加賀温泉駅の延伸開業も視野に、沿線の観光・産業交流を推進する活動ビジョンを描いた。来年の観桜会期間の4月8日、加賀市から100人規模の訪問団が訪れる計画も進められている。
 「2019参勤交代うぉーく」を行ったのは加賀聖城高校の生徒たち。上越市では加賀街道への道標のある本町7の広場で約300人の市民が迎え入れ、その後、加賀交流ツアーも実現していた。
 市民プラザで開かれた設立会議では、加賀側から同校教育振興会会長で同「うぉーく」参加者有志の会代表の佐々木和彦さんも出席。役員や事業計画を話し合った。

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