岡山県内の美術家がジャンルを超えて集う「第16回県美術家協会展」が15日、岡山市北区天神町の県天神山文化プラザで始まった。絵画、彫刻、写真、工芸など多彩な作品の競演が訪れた人を楽しませている。20日まで。
若手からベテランまで約130人が出品。会長で日本芸術院会員の彫刻家蛭田二郎さんの頭に鳥をのせた少女の像や、洋画家福島隆壽さんの色鮮やかな裸婦の絵、版画家高原洋一・彩子夫妻のポップなシルクスクリーンなどが並んでいる。
入場者は作品に近づき細部に見入ったり、写真に収めたりと思い思いに鑑賞。赤磐市、女性(58)は「アートに触れ、生活に追われ張り詰めた心が癒やされました」と話していた。
入場無料。19、20日は出品作家によるデッサンのワークショップ(有料・要予約)やトークがある。岡山市内の絵画教室の作品展も同時開催。問い合わせは同協会事務局(086―259―2940)。