20日に開幕を迎えるワールドカップ2022。それに向けて各チームが26名の参加メンバーを選んでいる。
今回は、日本代表とも同じグループに入っているスペイン代表に「入ることができなかった不在メンバー5名」を特集する。
ダビド・デ・ヘア
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
実際今年に入ってから一度も代表には呼ばれていなかったのだが、ワールドカップにデ・ヘアがいないという事実は驚く方もいるかもしれない。ルイス・エンリケ監督は全盛期からパフォーマンスを落としている彼よりも若きウナイ・シモンを重用している。
またバックアップにもダビド・ラジャとロベルト・サンチェスという20代の選手を招集しており、ケパ・アリサバラガもワールドカップには出場しない。
セルヒオ・ラモス
クラブ:パリ・サンジェルマン
リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドと同じく5大会連続のW杯出場が迫っていたセルヒオ・ラモス。ただ、今回は事前の招集候補リストに載ったのみで、メンバーに入ることはできなかった。
2021-22シーズンに怪我が長引いたことによってかなりの間試合に出場できなかった。そこで無理をしなかったことが今季の復活につながっているようだが、その反面ワールドカップの出場にはつながらず…。
イニゴ・マルティネス
クラブ:アスレティック・ビルバオ
バルセロナも狙っているという、今リーガで最も優れたセンターバックの一人。30代になってからもなおパフォーマンスを上げており、アスレティック・ビルバオの堅守を支えている。
ワールドカップの候補メンバーには入っていたものの、今回はパウ・トーレスやエリック・ガルシア、ウーゴ・ギジャモン、エメリク・ラポルトらの後塵を拝してセンターバックの一角には加われなかった。
チアゴ・アルカンタラ
クラブ:リヴァプール
キャリアを通して怪我に泣かされてきたチアゴ・アルカンタラ。今シーズンも調子は悪くなかったものの、序盤で1ヶ月以上の離脱期間を経験していた。
そしてセントラルMFのポジションはガビやペドリといった若きタレントが台頭しており、チアゴ・アルカンタラの役割は減少。今回は候補メンバーのみの選出となり、本大会には招集されず。ルイス・エンリケ監督は「シーズン中なので選手のフィジカルレベルに取り組めない」と若い選手を重視したことを明らかにしている。
ミケル・オヤルサバル
クラブ:レアル・ソシエダ
スペイン代表の若きアタッカーとして台頭したミケル・オヤルサバル。東京五輪にも出場し、フル代表にも定着していたが、今年3月に左膝の前十字靭帯を断裂してしまった。
【写真】W杯の世界タイ記録「5大会連続出場」に迫った5名のスーパースター
この治療期間はなんと1年近くにもなると伝えられた。1ヶ月前にジョギングを始めることができ、ルイス・エンリケ監督も彼をワールドカップの候補メンバーに加えていたものの、結局最終的な26名には入らなかった。