F1アブダビテストでガスリーがアルピーヌ、ピアストリがマクラーレンでのキャリアをスタート

 2022年F1最終戦アブダビGP後に、ピエール・ガスリーはアルファタウリに別れを告げ、直後にヤス・マリーナで行われる公式テストで、アルピーヌのドライバーとしてのデビューを果たす。また、アルピーヌから離れ、2023年にマクラーレンからF1に初参戦することが決まっているオスカー・ピアストリは、同チームからテストに参加することが決まった。

 アブダビGP後の火曜、ピレリの2023年用F1タイヤテストが実施される。さらに若手ドライバーに経験を積ませるための機会も設けられ、チームはそれぞれルーキードライバーを起用する。

 レッドブルF1ファミリーと5年以上の年月を過ごしたガスリーは、アルピーヌでグランプリドライバーとしての人生の新たな章を開く。キャリアを次のレベルへ引き上げるために彼が望んだ大きな転機であり、その旅路の始まりが、このアブダビテストということになる。

アルピーヌF1チームが2023年のピエール・ガスリー加入を発表(左からアルピーヌのCEOローラン・ロッシ、エステバン・オコン、ピエール・ガスリー、アルピーヌF1チーム代表オットマー・サフナウアー)

 アルピーヌは、タイヤテストにガスリーを起用、ルーキー枠でジュニアドライバーのジャック・ドゥーハンを走らせる予定だ。

 アルピーヌのジュニアドライバーでリザーブドライバーのピアストリは、チームが2023年にレギュラードライバーに昇格させると決定したものの、マクラーレンへの移籍を決断。契約問題でトラブルになった後、契約承認委員会によりマクラーレン加入が認められたものの、事の経緯から、アルピーヌは早期に彼を契約から解放することはないものと思われていた。しかしマクラーレンとの間で話し合いを行った結果、アルピーヌは今年のうちにピアストリがマクラーレンで走る許可を出した。ピアストリはすでに11月にポール・リカールでマクラーレンの旧型車でプライベートテストを済ませ、最終戦後にはマクラーレンに合流、アブダビテストで2022年型マシンを走らせる。

オスカー・ピアストリ

 アブダビテストでは、ガスリー、ピアストリに加え、2023年にアルファタウリから初のF1フルシーズン参戦を果たすニック・デ・フリース、アルピーヌからアストンマーティンに移籍するフェルナンド・アロンソも、新たなチームでの仕事を開始するものと考えられている。

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