福井県越前市の道の駅「越前たけふ」の開業日決定 北陸新幹線駅に隣接、県道2路線も同時供用開始

2023年3月18日に開業する道の駅「越前たけふ」と県道2路線の周辺=福井県越前市庄町周辺(県提供)

 福井県は11月11日、越前市の北陸新幹線越前たけふ駅西口で整備している道の駅「越前たけふ」が2023年3月18日に開業すると発表した。新幹線駅に隣接しているとともに、北陸自動車道武生インターチェンジ(IC)や国道8号に近く、企業誘致や地域活性化の取り組みが期待される。道の駅から主要道路に延びる県道2路線も同日、供用を始める。

 道の駅は県と越前市が約1.7ヘクタールの敷地に整備。県はトイレなどの休憩施設、市は観光交流施設や多目的広場などを設ける。駐車場は県と市でそれぞれ整備を進め、大型車を含めて計170台分を確保する。建設費は総額約16億円。

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 国道8号と結ぶ東西方向の県道越前たけふ駅線(越前市大屋町)は延長600メートル。武生ICとつなぐ南北方向の県道武生インター線(同市庄町-大屋町間)は延長650メートル。越前たけふ駅線は2017年から、武生インター線は19年から県が整備を進めてきた。

 杉本知事は11日の定例会見で「ICと新幹線駅が近接することによる効果が得られる周辺整備に期待する。周辺には農地があり、農と食が感じられる場所でもある」と述べた。

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