【新型コロナ】横浜市、病床確保へ高齢者施設活用 第8波備え本格化

横浜市役所

 新型コロナウイルスの感染が再拡大する「第8波」に備え、横浜市が、コロナから回復し、退院した高齢者を一時的に高齢者施設で受け入れる取り組みを本格的に始めることが16日、関係者への取材で分かった。回復後も身体機能が戻らず、自宅での生活にスムーズに移行できない高齢者を受け入れる「中間施設」に位置付けることで、入院期間の長期化を避けて病床の逼迫(ひっぱく)を防ぐのが狙いだ。市内23施設で36床を確保できる見通しという。

 また、コロナに感染したものの入院を必要とせず、介護や生活上の理由から自宅療養が難しい高齢者を高齢者施設などで受け入れ、必要なケアを提供する取り組みを新たに始める。現時点で2施設18人分を見込んでいる。いずれの取り組みも10日間程度のショートステイを想定している。

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