「障害者補助犬」について学ぶイベント「介助犬のひろばin上越」が13日、上越市本城町の高田城址公園オーレンプラザで行われた。
県立歴史博物館(長岡市)、上越市立歴史博物館のスタッフらで構成する「守れ文化財~モノとヒトに光を灯す~」実行委員会が主催。「令和4年度文化庁Innovate MUSEUM(イノベートミュージアム)事業」の一環。
補助犬には障害に合わせて「盲導犬」「聴導犬」「介助犬」の3種がある。この日は盲導・介助犬のデモンストレーション、聴導犬ユーザーの安藤美紀さんらによる講演などを実施した。
手足が不自由な人へ、「落とし物を拾う」「扉を開閉する」などのサポートを行う介助犬。デモンストレーションでは介助犬の「リンゴ」が登場し、仕事の一端を披露。参加者はリンゴへ指示を出す体験などを通じ、介助犬の役割について理解を深めていた。
講師を務めた日本介助犬協会の後藤優花さんによると、介助犬はその人の障害に合わせてオーダーメイドで訓練。全国に53頭、まだ新潟県にはいないという。後藤さんは「(催しを通じ)まずはこの犬について正しく知ってもらい、利用へつなげられたら」と話していた。