週末は西から天気下り坂 20日(日)と23日(祝)は太平洋側で雨強まる所も

 日本海側は寒気の影響で、きょう午後も所々で雨や雪が降りそうだ。太平洋側は東日本を中心に晴れるが、西日本はあまり日差しがなく、九州南部~沖縄は雨の範囲が広がる見込み。前線に近い沖縄・奄美は、夕方から雷雨の所があり、局地的に激しい雨の降るおそれがある。

■寒気や前線が影響

 北日本を中心に寒気が流れ込んでいる影響で、昨夜は盛岡で初雪、けさは宇都宮や甲府で初氷を観測した。午後は全国的に平年並みの気温まで上がるが、日本海側はまだ天気が変わりやすい見込み。西日本以南は雲が広がりやすく、沖縄・奄美は大気の状態が不安定となるため、今夜にかけて局地的に激しい雷雨となりそうだ。

 北日本は天気の変化が早く、低気圧が近づくあす18日(金)夕方以降は、雨や雪の範囲が広がる見込み。東北南部~九州北部は広く晴れて、昼間はこの時季としては気温が高く、日差しが暖かく感じられそうだ。九州南部や奄美は午前中を中心に雨で、奄美は明け方まで激しく降る所がある見通し。

■日曜日 雨の所多い

 19日(土)は、西日本は九州や四国で次第に雨が降り出す見込み。20日(日)は西・東日本で雨の所が多く、東日本の太平洋側は雨脚の強まる所がありそうだ。週明けは北日本の日本海側で、寒気の影響で雨や雪となる見通し。なお、23日(祝・水)は、太平洋側で再び雨の強まる可能性がある。

(気象予報士・高橋和也)

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