太平洋側は午後も晴れる所が多く、きのう寒かった関東でも平年並みの気温まで上がりそうだ。日本海側は日が差す地域もあるが、引き続き寒気の影響を受けやすい見込み。あす17日（木）にかけても変わりやすい空模様が続き、北海道や本州の山地は雪の降る所がありそうだ。

寒気の影響

　寒気が流れ込んでいる影響で、けさは室蘭（北海道）で平年より2週間遅く初雪を観測した。日本海側はこれから17日（木）にかけて、晴れている所でも急に雨や雪の降る可能性がある。気温が低い北海道や本州の山地は、積雪による路面の凍結に注意が必要だ。太平洋側は17日（木）は近畿や東海で雲が多めだが、そのほかは晴れる所が多い見通し。

　なお、沖縄・奄美は前線の影響で、午後を中心に雨や雷雨となり、夕方以降は局地的に激しく降るおそれがある。

　18日（金）は低気圧が近づく北日本で、冷たい雨や雪の降る所があるが、東・西日本は日本海側を含めて晴れる見込み。日中の気温は17℃～22℃くらいと過ごしやすいものの、朝晩は内陸を中心にしっかり冷え込むので、引き続き服装でうまく調節する必要がある。沖縄・奄美はいったん天気が回復するが、夜以降は再び雨雲が広がる見通し。

週末は下り坂

　19日（土）午後にかけては、雨の範囲が次第に九州など西日本にも広がる予想だ。東日本や東北南部はまだ晴れる地域が多く、昼間は過ごしやすい見込み。20日（日）は湿った空気が流れ込み、全国的に雲が広がりやすい見通し。東・西日本で雨の降る所が多く、太平洋側で雨量が多くなる可能性がある。

（気象予報士・高橋和也）