エリザベス女王 自分の「手」を気に入っていなかった 有名写真家の撮影依頼を拒否していた

エリザベス女王は自分の手を気に入っていなかったという。デヴィッド・ボウイ、ケイト・モス、マドンナらの撮影を担当したこともあるファッション写真家のランキンが、即位50周年を記念した2002年のゴールデン・ジュビリーで剣を持った女王の姿をカメラに収めようとしたところ、断られたそうだ。

ツイッギーのポッドキャスト番組『ティー・ウィズ・ツイッギー』に登場したランキンはこう明かした。「私は『絶対にあなたが剣を持つ姿を写真にしたい』と言ったんだけど、『自分の手が好きじゃありません』と言われたんだ。剣を持たないための最高の『言い訳』だったね」「(女王は自分の手が好きでなかったと)言うべきではないのかもしれないけど、あれだけ頭が良く、全てに応答する彼女の思いがけない返答を私がとても気に入ったということさ」

そんな女王とのつかの間の時間は本当に素晴らしいものだったそうでランキンはこう話してもいた。「ただ、本当に、本当に最高だった。彼女といたのは5分さ。深く彼女を知っているわけではないよ」

しかし部屋に入ってきた瞬間に女王のエネルギーを感じたそうで、「あんなオーラを私は感じたことがなかった。そして入ってきた瞬間からとても面白い方だった」と続けたランキン。

自分が撮影した女王のポートレイトについて、「キュレイターから私の写真は彼ら(英王室)が最も気に入っている写真の一つという素晴らしい言葉を貰ったよ。バッキンガム宮殿のお気に入りということだと思うよ。私の写真の中で彼女は素晴らしい笑顔だから」と自信を見せていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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