オリックス吉田正尚外野手がメジャー挑戦へ 福井県出身、球団がポスティングシステム利用を容認

オリックスの吉田正尚外野手

 プロ野球オリックスのパ・リーグ2連覇と26年ぶりの日本一に貢献した吉田正尚外野手(29)=福井・敦賀気比高校出身=がポスティングシステムを利用して米大リーグに挑戦することが決まった。11月17日に球団が、ホームページで米大リーグの球団移籍を承認したと発表。今後は「日米間選手契約に関する協定」にのっとり、申請の手続きを進めるとしている。

 長打力と確実性を兼ね備えた打撃への評価は高く、複数の球団が興味を示すとみられる。12月15日までに申請すると米大リーグ機構に契約可能選手として通知され、全球団との交渉が可能となる。契約が成立すれば、結んだ契約の内容に応じてオリックスへの譲渡金が決まる。

⇒「吉田正尚選手みたいになるには」野球少年の質問に本人が贈った言葉

 吉田は福井県福井市出身。福井県の敦賀気比高校、青山学院大学を出てドラフト1位で2016年に入団し、20年から2年続けて首位打者に輝いた。2021年の東京五輪では日本代表として金メダル獲得に貢献。今季は出場119試合で打率3割3分5厘、21本塁打、88打点。

⇒吉田正尚、栗原陵矢選手に福井県栄誉賞

© 株式会社福井新聞社