20日に開幕を迎えるワールドカップ2022。それに向けて参加する32の代表チームがそれぞれメンバーを選考してきた。
今回はその中から「フランス代表のメンバーに入ることができなかった5名のスター」をご紹介する。
マイク・メニャン
クラブ:ミラン
ドンナルンマの後釜としてミランの守護神に迎えられたメニャン。動物的かつ安定感あるプレーで信頼感を獲得したものの、その一方で昨年左手首を痛めて長く欠場しなければいけなくなったことも。
そして今年も9月にふくらはぎを痛めてしまったことにより離脱。ワールドカップに向けて復帰のスケジュールを作ってきたものの、フランス代表のデシャン監督は「まだ100%に戻ってない選手は呼ばない」と宣言。メニャンもメンバー入りすることができなかった。
プレスネル・キンペンベ
クラブ:パリ・サンジェルマン
パリ・サンジェルマンのスター軍団の中、数少ない生え抜き選手として活躍を続けるキンペンベ。フランス代表でも重要な存在となっており、昨年のEURO2020では全試合でフル出場した。
ただ今季は怪我に泣かされてきた。10月9日にはハムストリングを痛め、先月末にはアキレス腱に軽傷を負った。プレーには復帰していたためにメンバー入りしたものの、まだワールドカップでプレーするだけのコンディションにないと判断され、先日アクセル・ディザシに入れ替えられることに。
フェルラン・メンディ
クラブ:レアル・マドリー
レアル・マドリーの左サイドバックとしてプレーしているフェルラン・メンディ。しかしながら今回のワールドカップではディディエ・デシャンの選ぶメンバーに入ることはできなかった。
テオ&リュカのエルナンデス兄弟が左サイドバックをこなせ、ジュール・クンデもプレーできる。4バックと3バックの両方を使用する今のフランス代表では、センターを兼任できる選手のほうが重用される状況にもあり、メンディはまたもワールドカップに届かず…。同じく左サイドのリュカ・ディーニュも涙を呑んでいる。
エンゴロ・カンテ
クラブ:チェルシー
2018年のワールドカップでは獅子奮迅の活躍を見せた上、恥ずかしくて優勝トロフィーを掲げに行けないという可愛さまで見せたエンゴロ・カンテ。今回もチームの中心として臨めると思いきや、2022年は彼にとって苦難の年となった。
ハムストリングの怪我がかなり長引いており、先月にはそれを治すために手術を受けなければならない状況に。来年2月までプレーが不可能になり、このワールドカップでプレーするという夢が潰えることになった。
ポール・ポグバ
クラブ:ユヴェントス
フランス代表で絶対的な存在だったエンゴロ・カンテに加え、ポール・ポグバまでいない。ディディエ・デシャン監督にとっては頭が痛いことだろう。マンチェスター・ユナイテッドでは常に批判を受けてきたが、代表ではいつだっていいプレーを見せてきた。
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ただ、今夏ユヴェントスに復帰した彼はアメリカでのプレシーズンツアーで足を負傷してしまい、保存的治療を選択したこともあって回復に失敗。結局先日手術を受けなければならなくなり、ワールドカップでプレーする可能性を失ってしまった。