新潟県阿賀町の肉用鶏農場で高病原性鳥インフルエンザ陽性が確定、約15万羽を殺処分へ

新潟県は18日、阿賀町の肉用鶏農場で高病原性鳥インフルエンザの陽性を確認したと発表した。同日7時から、鶏の殺処分などの防疫措置を開始している。

同農場は17日朝、飼育していた鶏の死亡羽数が増加していると下越家畜保健衛生所へ連絡。その後12時ころに、下越家畜保健衛生所が簡易検査を実施したところ、13羽中13羽の陽性を確認した。そして18日、遺伝子(PCR)検査でも陽性となり、7時に農林水産省によりH5亜型の高病原性鳥インフルエンザの疑似家畜と確認された。

県では7時より、同農場の肉用鶏約15万羽と関連の新発田市1施設の約6,000羽の殺処分を開始している。また、半径3キロメートル区域内の鶏などの移動を制限し、半径3から10キロメートル区域内の鶏などの搬出制限を設定した。なお、同農場では通報があった時点から飼養家禽の移動を自粛している。

新潟県の花角英世知事は18日夕方にも、野村哲郎農林水産大臣へ現状の報告を行う予定。

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