国府小相撲大会 伝統〝復活〟児童ら取組 感染防止 2学年ごとに実施

 上越市立国府小(笹川隆校長、児童344人)は17日、第64回相撲大会を開いた。同校伝統の行事はコロナ禍のため3年ぶり。児童は力いっぱいの取組を見せた。

4年生の取組。土俵際の攻防に力が入る

 9月の実施予定が延期となったため、屋外の土俵から体育館に会場を移した。感染拡大防止のため2学年ごとに取組を行い、他の学年は教室でオンライン中継で観戦、応援した。またマスクを着用するため、取組時間は30秒。それを超えた場合は引き分けとした。
 3年生以下は初めての相撲大会。事前に海洋高相撲部を招いた交流会を行うなど、気持ちを高め、本番を迎えた。大会理事長の笹川校長は「相撲は1500年以上の歴史を持つ武道、スポーツ。諦めない気持ちと相手を尊敬する気持ちをもって頑張ってください」とあいさつした。
 各学年は東西に分かれて勝ち数を競った。児童は自分で考えたしこ名で呼び出しを受け、声援を受けながら熱戦を繰り広げた。3年の松本快空君は「(初めてで)緊張したけど、頑張るぞという気持ちで勝ててうれしかった」と話した。

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