「いじり」で意見交換 柿崎中と3小学校ハッピーなかま集会 交流促進し、いじめ撲滅

 柿崎区の柿崎中(大塚啓校長)は11日、同校体育館で1年生と柿崎小、上下浜小、下黒川小の6年生との交流授業「ハッピーなかま集会」を開いた。児童生徒約140人が共に「いじめ問題」について考えた。
 柿崎中生徒と同校に進学する児童の交流を促進し、同校区におけるいじめの撲滅を図る毎年恒例の取り組み。今年のテーマは、いじめにつながらない「いじり」は「ある」か「ない」か。

児童と生徒が交流を深め、いじめ問題について考えた

 児童生徒が入り交じった班をつくり、自己紹介の後に意見交換。テーマに沿い、それぞれが自分の考えを述べ、全体発表を通じて共有した。この後は同様のテーマを扱ったテレビ番組を視聴。児童生徒へ「明るい雰囲気の『いじり』であっても、これを受けた本人の気持ちはどうか」と問いを投げ掛けた。
 柿崎小の太田美羽さんは「周りの人のことを考えるか、自分のことを考えるか、いろんな意見があると分かった」、実行委員長を務める柿崎中の長島周冴君は「(集会を通じて)後輩たちへ、いじりを軽く思わず、時に謝ることも大切、と伝えられたら」と話していた。

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