ゆうパック代金引換金8万円を横領 委託先社員「借金返済に充てる」 那覇東郵便局

 日本郵便沖縄支社(久田雅嗣支社長)は18日、那覇市寄宮の那覇東郵便局の集配委託会社に勤めていた50代男性従業員が、10月23~28日の間、代金引換金8万2624円を横領したと発表した。

 代金引換ゆうパックの受取人から受領した9個分の金額を会計処理しなかった。同局が今月1日に配達状況を確認したところ、引換金が処理されていないことが判明した。社内調査の結果、横領が発覚した。引換金は判明後、差出人に速やかに送金したという。

 男性は「借金返済に充てるため」と話しているといい、11月14日に委託会社を解雇となった。

 同支社の担当者は「今回の事態を真摯(しんし)に受け止め、委託会社に対するコンプライアンス指導に取り組む。おわび申し上げる」としている。

 日本郵便の沖縄コンプライアンス室からの相談を受け、那覇署は事実確認を進めている。

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