岡山県早島町の伝統産品・花ござを貼ったラケットで争う「早島IGUSA花ござピンポン世界大会」(同町などでつくる実行委主催)が19日、同町早島の早島中体育館で開かれ、県内の小学生から70代まで48組96人が熱戦を繰り広げた。
打面に凸凹のある花ござラケットは球に回転がかかりにくく、初心者でも経験者と一緒に楽しめるのが特徴。参加者は軽快な打音を響かせながら、粘り強いラリーや力強いスマッシュを見せ、会場を盛り上げた。
“世界一”に輝いたのは、自営業枝広一志さん(52)=岡山市南区、会社員山本圭輔さん(33)=同市中区=のペア。ともに関西高出身で、現在は同高OBによる卓球の社会人クラブで活動するという。2人は「楽しかったので来年も挑戦したい」と笑顔を見せた。
大会は町の魅力をPRしようと2018年に始まり、新型コロナウイルスの影響で中止した20年を除いて4回目。県内在住者に限るなど規模を縮小して開催した。