新ワクチンでコロナにアタックを シーガルズ選手 岡山駅で接種啓発

「BA・5」対応のワクチン接種を呼びかける中井選手(左)ら

 新型コロナウイルスの流行「第8波」による感染拡大を防ごうと、岡山県は21日、バレーボールV1女子・岡山シーガルズの選手らの協力の下、JR岡山駅周辺でオミクロン株に対応したワクチン接種を呼びかける啓発活動を行った。

 駅東口広場では、中井心音、妹尾紗香の両選手や伊原木隆太知事らが参加。県は、流行の主流となっているオミクロン株派生型「BA・5」にも対応したワクチンの接種を進めており、その予防効果や発熱、頭痛といった副反応を記したチラシなどの啓発資材千セットを駅利用者に配った。

 県は12月30日までを「オミクロン株対応ワクチン接種強化期間」とし、11月27日にはジップアリーナ岡山(岡山市北区いずみ町)である岡山シーガルズのホーム戦に合わせ、臨時の接種ブースを設ける。

 伊原木知事は「感染拡大が予想される年末年始に備え、できるだけ早く接種を受けてほしい」と話した。

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 27日の接種ブースは正午~午後2時、会場の外に設ける。対象は2回目の接種を終えてから3カ月経過した満12歳以上の人。ワクチンは米ファイザー製。県のインターネット共通予約システムか、県営接種会場予約コールセンター(086―201―2907)で申し込む。先着120人。

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