試運転中に発生した次世代型路面電車(LRT)の脱線事故について、宇都宮市の佐藤栄一市長らは21日、臨時記者会見を開き、JR宇都宮駅東口の事故現場で22日、専門家による現地調査を行うことなどを明らかにした。
会見には市幹部と運行会社のライトレール株式会社の役員ら9人が同席。佐藤市長は冒頭「大変ご心配をおかけしご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」と陳謝した。
事故当時、車両は通常の走行ルートを逆走する緊急走行のテスト中だったとし、「有識者のご意見をいただきながら、原因をしっかりと検証して再発防止の対策を検討し、皆さんに安心してご利用いただけるよう努めて参ります」と述べた。
事故原因については、軌道や車両、運転操作の面など総合的に検証して判断するとしている。