綾町 訴訟費否決直後 専決処分 議会「強行措置」に反発

 綾町が所有する宿泊3施設の委託費の支払いを巡り、町が指定管理者から提訴された問題で、町議会は21日、訴訟費用が計上された本年度一般会計補正予算案を再び否決した。議会後間もなく、町は費用確保へ予算を専決処分。議決を無視した形の”強行措置”に、議会側は「前代未聞」と反発し、今後対応を検討する方針だ。識者からも「議会のチェック機能が果たされなくなる」と町の姿勢に懸念の声が聞かれた。

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