メッシの「代表デビュー」はレッドカード!その時のスタメン11名がこれ

リオネル・メッシがアルゼンチン代表として5回目のワールドカップを迎える今大会。

彼が代表デビューを果たしたのは2005年8月、17年前のハンガリー戦だ。途中出場したメッシはその2分後にレッドカードを受け、ピッチを去ることになった。

今回はメッシがデビューしたそのハンガリー戦のスタメンを振り返ってみよう。

GK:レオ・フランコ

現在44歳となっているアルゼンチンの名GKレオ・フランコ。代表ではわずか4試合しかプレーしていないが、このハンガリー戦はその中の一つだった。

2016年にウエスカで現役引退後指導者に転身し、ディレクターに就任。2018年には自ら監督を解任して自分が指揮官となったが、成績不振で解雇されている。

現在は解説者も努めており、今回のワールドカップではスペインの配信『,LaLigaSportsTV』でコメンテーターチームの一人に。

右SB:リオネル・スカローニ

レオ・フランコと同じくわずかなプレー機会しか得られず、7回しか出場しなかった名DFスカローニ。現在は監督としてアルゼンチン代表の指導に関わっている。

昨年はコパ・アメリカ優勝に導く結果を残し、高い評価を得た。かつてともにプレーしたリオネル・メッシをアルゼンチン代表でようやく生かすことに成功し、このワールドカップに臨んでいる。

CB:ロベルト・アジャラ

この2年後にアルゼンチン代表を引退することになる名ストッパー。116回ものキャップを獲得し、そのうち63回がキャプテンとして出場したものだった。

引退後はそのままラシン・クラブでコーディネーターになり、後に古巣バレンシアでディレクターに。現在はリオネル・スカローニ監督のアシスタントコーチとしてアルゼンチン代表を指導。

CB:ガブリエル・エインセ

マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリーでプレーしたことで知られる熱血センターバック。2003年にアルゼンチン代表デビューしてから73capを獲得した。

昨年夏に解任されるまではMLSのアトランタ・ユナイテッドで監督を務めていたが、前時代的な指導に批判が集まっていたとか。来年1月からは古巣でもあるニューウェルス・オールドボーイズを指揮する予定となっている。

左SB:フアン・パブロ・ソリン

圧倒的な運動量でピッチを駆け回った長髪のワイルドレフティ。アルゼンチン代表のシステムは「3-3-3」+ソリンという定番ネタもあったほど。

引退後はメディアで解説者を務めているほか、今回のワールドカップにむけたドキュメンタリー「ÉRASE UNA VEZ EN QATAR(あのときのカタール)」の制作にかかわった。これは90年代半ばにユースの大会で馴染みのない中東を訪れた少年選手たちの体験を描いたものだという。

CMF:ルチョ・ゴンサレス

FCポルトやマルセイユで活躍した究極のオールラウンドプレーヤー。アルゼンチン代表では45試合でプレーしたが、ウイングバックやボランチなど様々なポジションをこなした。

2020年に現役引退したあと、評論家や指導者として活動。今年はアトレチコ・パラナエンセでコーチを務め、セアラーの監督を短期間任されていた。10試合で1勝という成績に終わり、解任されている。

CMF:ルーカス・ベルナルディ

アルゼンチン代表ではわずか6試合しかプレーしていないベルナルディ。デビューしたのは2004年の日本代表戦だったが、2005年に5試合出場して以降は全く呼ばれなくなってしまった。

ニューウェルスで引退したあとは監督にもなったが、全く結果が出ずに18試合で解任されている。そして昨年夏にディレクターとなったが、10月に辞任した。

AMF:アンドレス・ダレッサンドロ

マラドーナに「自分と一番似ている選手」と呼ばれた天才ドリブラー。2004年に五輪の金メダルを獲得したあとブレイクが期待されたが、今ひとつ輝きを保てなかった。

意外にも40歳になる今年まで現役を続けており、1月にインテルナシオナウと契約してプレー。4月17日にプロとしての最後の試合を行い、しかもゴールを決めて有終の美を飾っている。

AMF:マキシ・ロドリゲス

リヴァプールやアトレティコ・マドリーでプレーしたマキシ・ロドリゲス。3回のワールドカップに出場した彼は、41歳になる昨年までニューウェルスで現役を続けていた。スパイクを脱ぐ彼を、クラブは盛大なセレモニーで送り出していた。

引退後はメディアでコメンテーターなどを務めており、今回のワールドカップではメキシコの放送局のメンバーとして現地に迎えられているようだ。

FW:エルナン・クレスポ

アルゼンチンの伝説的ストライカーのひとり。現役を引退してからは指導者に転身し、パルマの下部組織を皮切りにモデナ、バンフィエルド、デフェンサ・イ・フスティシア、サンパウロと率いた。

現在はカタールの強豪アル・ドゥハイルを指揮しており、今季はアル・サッドに次ぐ2位という成績を残している。

FW:リサンドロ・ロペス

ラシン・クラブとFCポルトで活躍していた名FWリサンドロ・ロペス。ただ代表では7試合しかプレーしておらず、ゴールも2009年のロシア戦だけだ。39歳の今も現役選手で、サルミエントというクラブに所属している。

なお、64分にリオネル・メッシと交代したのがこのリサンドロ・ロペスである。

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