透明水彩画 13人が持ち味発揮 岡山で「みずえ」作品展始まる

教室生の作品を来場者に説明する立花さん(左)

 岡山市を中心とした透明水彩画愛好者でつくるグループ「みずえ」の作品展が22日、同市北区柳町の山陽新聞社さん太ギャラリーで始まった。27日まで。

 山陽新聞カルチャープラザ岡山天満屋教室(同表町)に通う13人が模写や風景、静物画など新作を2点ずつ出品した。モノクロ写真を模写した「川のある風景」は補色関係の色を混ぜて明暗の階調で表現。「春の偕行社(かいこうしゃ)」はシートを広げた花見客の会話が聞こえてくるよう。古九谷焼の皿のデザインやヒマワリ、城を主題にした個性が光る作品も並ぶ。

 指導する日展会員の洋画家・立花博さん(80)=玉野市=は、花の置かれた空間をいかに平面化するかを探究したという「アザミ」などを寄せた。「それぞれの人の持ち味が絵に出ている。表現の仕方を感じてほしい」と話している。

 午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)。入場無料。

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