「安心安全を提供できるように」旅客船の浸水を想定 救命ボート使って避難誘導訓練=静岡・熱海市

静岡県熱海市で11月22日、旅客船での緊急事態に備え、救命ボートを使った避難訓練が行われました。

訓練は、熱海港と初島を結ぶ定期船を使って行われ、地元の船会社や海上保安庁の職員など30人が参加しました。船内に海水が浸水したという想定で実施され、担当者が汽笛で避難を知らせ、乗客の避難誘導にあたりました。

<訓練の様子>

「これより退船します。お客様、こちらにお願いします」

その後、備え付けの救命ボートを投下し、乗客を船や海上からボートへ救助しました。ボートを使った本格的な訓練は初めてということで、船員は手順を一つ一つ確認していました。

<富士急マリンリゾート 堀内明広社長>

「公共交通に向けられている目は厳しいものがあります。安心安全をお客様に提供できるように、万全の体制を整えるために訓練を行いました」

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