優美な光の世界 家族連れら満喫 幻想庭園と烏城灯源郷 会期中盤

和傘の“スクリーン”に投影されたプロジェクションマッピング=岡山市・後楽園

 岡山市の後楽園と岡山城をライトアップする「秋の幻想庭園」と「秋の烏城灯源郷」は会期中盤。22日も大勢の家族連れらが訪れ、光で彩られた優美な世界を満喫した。27日まで。

 後楽園では、和傘48本で作った縦4.7メートル、横9.2メートルの“スクリーン”に「錦秋」をテーマにしたプロジェクションマッピングを投影。延養亭などでは障子に歴代岡山藩主や家紋の影絵が映し出され、松林には赤や青、緑に輝くオブジェが並び、神秘的な空間を演出している。

 倉敷市の会社員女性(25)は「池の水面に反射した紅葉のライトアップがきれい。来たかいがあった」と話した。

 岡山城では広場に置かれた扇形の照明や投光器に照らされ、黒い天守閣が夜空にくっきり浮かび上がった。

 時間はいずれも午後5時~8時半(入場は同8時まで)。幻想庭園は岡山県と後楽園魅力向上委員会が主催し、岡山市と山陽新聞社が共催。烏城灯源郷は同市、おかやま観光コンベンション協会、山陽新聞社でつくる実行委員会が主催する。

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