米海軍横須賀基地に新桟橋お目見え 最新鋭のステルス駆逐艦に対応 

ヴェルニー公園前にお目見えした米海軍横須賀基地の新桟橋

 横須賀市汐入町のヴェルニー公園の対岸に、米海軍横須賀基地の新桟橋がお目見えした。築70年の古い桟橋を更新し、大型化した。巡洋艦や駆逐艦が同時に3隻停泊でき、最新鋭の米ステルス駆逐艦「ズムワルト」に対応した日本国内初の桟橋という。

 同基地や防衛省南関東防衛局によると、今月18日に式典でテープカットなどが行われた。既に米軍艦のほか、海自の護衛艦「おおなみ」も停泊している。 

 新桟橋は全長約200メートル、幅35メートルで、旧桟橋の約2倍の大きさ。旧桟橋は2019年に解体し、2年間かけて工事していた。総工費は1億2800万ドル(約180億円)で、日本側の予算は使われていない。

 米海軍はズムワルト級を3隻保有。1番艦の「ズムワルト」は16年に就役し、今年9月、横須賀に初寄港した。サンディエゴが母港で、全長約185メートル、排水量約1万5千トン。乗組員は158人。トマホークミサイルなどを備え、ヘリと無人機の搭載が可能。

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