津久井やまゆり園で神奈川県議会特別委開催 新園舎での入所者生活など紹介 県民らと意見交換も 

県民と意見交換した県議会の議会報告会=22日午後、相模原市緑区の津久井やまゆり園

 2016年7月に入所者ら45人が殺傷された事件が起きた相模原市緑区の県立知的障害者施設「津久井やまゆり園」で22日、県議会の共生社会推進特別委員会と議会報告会が開かれた。再建された新園舎での入所者の生活などが報告されたほか、県議と傍聴した県民らが意見交換した。

 特別委では、新園舎で昨年8月から生活している入所者の様子などを県が紹介。県は「小規模・分散型」としたことで「一人一人の生活スペースを確保でき、生活全般が落ち着いてきている」と説明した。自己決定に困難を抱える人でも自らの意思が反映された暮らしを送れるようにする「意思決定支援」については、専門家の助言を受けながら継続的に取り組むとした。

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