こんにちは!くにぱぐ(パギー)です。三度の飯より焚き火が好きというキャンパーの方はたくさんいらっしゃると思いますが、「思い立ったその日、仕事帰りに手ぶらでも焚き火ができる」という、そんな夢のような施設が2022年11月に期間限定オープンしました。その名は「たきびふ」。アウトドアショップ「火とアウトドアの専門 イルビフ」が母体となっている施設です。早速プレオープンの日に遊んで参りましたので、その魅力をたっぷりお伝え致します!
電車で行って焚き火を楽しめる!イルビフ運営の「たきびふ」とは
2022年11月3日〜12月24日という期間限定でオープンした都市型焚き火場「たきびふ」。
その謳い文句の通り、大きな商業施設や住宅の立ち並ぶ、東京郊外のど真ん中に忽然と現れた焚き火場です。
埼玉県の吉川美南駅から徒歩5分という立地ですが、目の前の通りをほんの少し車を走らせると、新三郷のコストコやイケア、ららぽーとなどが存在する場所、といえば、首都圏の方であれば「ああ、あそこか」と思われるかもしれませんね。
「たきびふ」は埼玉県三郷市のアウトドアショップ「火とアウトドアの専門 イルビフ」が母体となっている施設です。
焚き火場でもあり、キャンプ場としての側面も持っています。
「イルビフ」は、各種広葉樹の薪や焚き火台、薪ストーブなど、かなりマニアックな品揃えで知られたお店なのですが、「たきびふ」はそうしたマニアックなムードは漂いつつも、実際は初心者でも気軽に楽しめる焚き火場になっています。
後述しますが、「キャンプに興味はあるけれど、まず何をしたらいいかわからない」という人にこそ是非訪れて欲しい場所です。
一方で普段からキャンプを趣味としている人たちにとっても、「思い立ったらすぐに行ける」「手ぶらでも行けて、簡単に焚き火ができる」という場所は貴重。
しかも宿泊もできるし、気分を変えてのリモートワークやテント設営の練習など、さまざまな目的で活用ができます。
期間限定とはいえ、キャンパーにとって目の離せない存在ができたと言えますよね!
「たきびふ」は多目的な施設! RV宿泊やBBQもできちゃう!
「たきびふ」は一見ただっぴろい広場に見えますが、実はプラン別に4つのエリアに分かれています。利用料金や細かいルールなど変わってくるので、まずは地図のエリアをよくご確認ください。
なお、施設内に炊事場およびトイレはありません。
トイレは目の前のイオンタウン吉川美南のトイレ、もしくは吉川美南駅駅前公衆トイレがいずれも徒歩数分なのでそこを利用します(イオンタウンは21時閉店)。
てぶらたきびエリア
焚き火がしたくなった時、仕事帰りでもふらっと行けるのがこちらのプランです。
常設の焚き火台で、焚き火をし放題(90分薪使い放題)となっており、焚き火台はイルビフが用意した多種多様なもの。
結構変わっているものが多いようです。
しかも椅子は丸太というダイナミックさで、雰囲気は満点。
焚き火をしながら利用可能なカフェキッチンカーで本格珈琲やお酒も楽しめます。※このエリアについては、飲物はカフェで購入したもののみ飲むことが可能となっています。
ブランケットの無料貸し出しもあります。都市型焚き火場とはいえ野原ですから、夜間はかなり冷えますので使わせてもらいましょう。
スーツ姿のまま駆けつけ、仕事のストレスを思い切り焚き火で燃やしてしまう…なんて最高ですよね。
てぶらたきび利用
- 大人(中学生以上) 1,200円
- 小人 無料
※テント・タープの設営はできません。
※ドリンクの持ち込みはご遠慮頂いております。ドリンクは敷地内のカフェをご利用下さい。
たきびキャンプエリア
いわゆるフリーサイトです。
道具は基本すべて自分で持ち込み。その上でタープやテントも設営可能で、ゆったりと過ごすことができます。
しかもデイキャンプだけではなく、宿泊も可能。車両の乗り入れ・横づけもできるので、かなり本格的なキャンプもできますね。
使用する薪は持ち込みのほか、購入することも可能です。よく乾燥されたこだわりの桜とケヤキの薪が、袋一杯詰め込んで2,000円です。
広葉樹ですからじっくり燃えますし、これだけでかなり焚き火を楽しめますね。
それと、受付でも注意の説明をされたのですが、ここのサイトは尋常ではない硬さです。受付で鍛造ペグの貸出を行っているぐらいですが、ペグに加えて重量のあるハンマーもあると便利です。こちらは自分で用意していきましょう。
たきびキャンプ利用
- 大人(中学生以上) 1,000円
- 小人 無料
- 車 1,000円 / 1台
- バイク 500円 / 1台
- キャンピングカー 2,000円 / 1台
- テント 1,000円 / 1張
- ロングステイ(宿泊)1,000円 / 1人
- ソロの場合はロングステイの利用で1,000円引き
※たきびキャンプエリアは車の乗り入れが可能です。お持ち込みのテントやタープの設営が可能なエリアになります。
※21時以降も利用をされる場合にはロングステイ料金が追加されます。(翌日12時チェックアウト)
BBQエリア
道具や食材を持ち込んでのBBQだけを楽しむエリアです。食材は目の前のイオンで買えますし、「たきびふ」でも用意をする可能性は今後あるようですね。
BBQ利用(10:00〜15:00)(土日祝日のみ受付)
- 1区画 3,000円
- 大人(中学生以上) 1,000円
- 小人 無料
- BBQ機材や食材をお持ち込み頂き、BBQをお楽しみ頂けます。
※テント設営不可、タープ設営可能。
RVエリア
RVエリアは、キャンピングカーなどの大型車も停められ、車中泊の専門エリアです。軽キャンカーなどでも利用できます。もちろん、車中泊をご利用の場合でも焚き火は可能です。
ただし、電源は今のところないのでその点注意は必要ですね。
車中泊利用プラン
- 利用可能時間15:00〜翌朝9:00 ※最終利用受付20:00
- 車中泊のみ
- 3,000円 / 大人2名様まで(以降1名様 1,000円)
※テントの設営はできません。タープ設営可能。
都会型焚き火場「たきびふ」の3つの魅力とは
食材・道具が目の前のイオンタウンで揃う
画像は「たきびふ」の受付前からイオンタウン吉川美南を見上げたところですが、本当に目の前です。
イオンタウン吉川美南にはスーパーマーケットの他、ドラッグストアや100円均一ショップなどもあるので、食材や足りない道具も揃います。
とにかく焚き火だけやりたい、というときは、フードコートで食事を済ませてから「たきびふ」に向かう、なんていう変則技もできます。あるいはサイゼリヤやバーガーキングで熱々フードをテイクアウトしてからの焚き火もできます。
我が家もこの日の食材はすべてイオンタウンで賄いました。
といっても、チルドピザと棒付きフランクフルト、あとは飲みものとお菓子ぐらいですが。300円程度のチルドピザでも、炭火を使い、ピザオーブンで焼けば驚く仕上がりになります。
キャンプの楽しさはしっかり味わえますね。
宿泊をするケースを考えると、「たきびふ」にはトイレがありません。
日中はイオンタウン吉川美南 のもの、夜間は駅前の公衆トイレを使うのが便利です。
イオンタウン吉川美南 一階のトイレは「たきびふ」の受付前からなら徒歩5分もかかりません。
天然温泉も目の前の立地!
宿泊時、入浴をしたい場合もご安心ください。「アクアイグニス吉川美南」という天然温泉が、やはり目の前にあります。営業時間は9時から深夜0時までと、ほぼいつでも入れるありがたさ。
「都市型焚き火場」という肩書はさすがというべきでしょうね。
確かにトイレはやや遠いし、炊事場はありませんが、商業施設が真横なぶんで相殺されて、あまり不便さは感じません。
駅前から徒歩5分の好立地
イオンタウンを抜けると吉川美南駅です。
駅前から「たきびふ」は徒歩5分。こんな駅前のすぐそばで焚き火をしているのはなんとも不思議な感覚になります。
なお、先ほども少し書いたのですが、吉川美南は三郷市のすぐ近所なので、2〜3分車を走らせるとコストコやららぽーと、さらにイケアなどがあります(駅的には隣の新三郷駅)。これらもキャンプをする上で便利な商業施設ではあるのですが、反面、周辺は非常に渋滞しがちです。
特に週末「たきびふ」に赴く際には気を付けましょう。
「たきびふ」ならキャンプをしたことがない人も気軽にアウトドア体験ができる!
私が訪れた日はまだプレオープンだったので物珍しさもあったのでしょうが、イオンタウン吉川美南 から出てくるたくさんの買い物客が足を止めて「たきびふ」の中を覗いていました。
実は「たきびふ」はエントランスフリー。入場だけなら料金はかかりません。
なので、気になる人は中に入ってみてください。
「キャンプになんとなくの憧れがある」
「キャンプをやってみたいが何から手を付ければよいかわからない」
という人こそ、是非「たきびふ」にお越しになり、施設内に入ってみてほしいと思います。
巨大なランドマークのタープや、焚火の数々を見ているだけでもキャンプ体験に繋がりますし、さらにいくばくかのお金を払えば、「てぶらたきびエリア」で早速焚き火ができてしまうのですから。
やり方がよく分からない人も、親切でフレンドリーなスタッフが巡回しているので安心ですよ!
さらに、施設内のキッチンカーがカフェになっているのもありがたいですね。ここではコーヒー、お茶、ジュース、生ビール、ハイボールなどのほか、「マシュマロ」も売られています。
マシュマロを焚火の炎で焼く、というのは最高のキャンプ体験になります。
是非炙ったマシュマロの美味しさを堪能してみてください。
「たきびふ」は12月24日までの期間限定オープン!都会で焚き火を楽しもう!
こんなに楽しい施設「たきびふ」ですが、今のところ年内12月24日までの期間限定営業となっています。※来年以降については「延長の可能性はある」そうですが、まだ未確定。
考えている時間もないぐらいの短さです。他ではできないユニークな体験ができるので、気になった人は早速アクセスしてみてください!
「たきびふ」の施設情報
- 施設名
たきびふ - 住所
埼玉県吉川市美南3丁目25−1(イオンタウン吉川美南となり) - アクセス
<車の場合> 首都高三郷ICより10分 <電車の場合> JR武蔵野線吉川美南駅より徒歩5分 --- - TEL
050-3198-9481(イルビフ。たきびふは非公開) - 営業期間
~2022年12月24日(HPにて告知) - 営業時間
平日 13:00〜21:00 土日祝 10:00〜21:00 - 定休日
火曜日 - 公式サイト
https://ilbf.takibispace-tkbf.com/ - 乗り入れ可能車両
フリーサイト内 - 施設タイプ
フリーサイト、RVエリア等 - ロケーション
都市型焚き火場 - 場内施設
カフェ、売店 - 体験、アクティビティ
常設焚き火台 - 利用タイプ
宿泊、日帰り・デイキャンプ、てぶらキャンプ、徒歩キャンプ - 近隣施設
目の前が日帰り温泉、イオンタウン - キャンプサイトの地面
砂利(非常に硬い) - 予算(大人1名)
フリーサイト宿泊:3,000円〜 てぶら焚火(90分):1,200円~