陸上技術向上 日体大生招く 中学生らに3選手指導 上越市

 上越市教育委員会と同市スポーツ協会は19日、「体育・スポーツ振興に関する協定」(平成27年度)を結んでいる日本体育大の陸上競技部員を招き、高田城址公園陸上競技場で市内中学生を対象にしたジュニアアスリートスキルアップ練習会を開いた。コロナ禍のため3年ぶりの実施。中学生71人と陸上部の顧問教諭、同市陸上競技協会関係者が参加した。

中学生にアップの仕方をアドバイスする渡邉さん(右)

 指導は男子110メートルハードル専門の渡邉悠希選手(2年、新井中―開志国際高出身)、女子7種競技の土屋美晏フラガ選手(2年、佐渡市出身)、女子砲丸投げの谷口梨瑠選手(2年、三重県出身)の日体大生3人。短距離、跳躍、投てきに分かれウオーミングアップや技術を高めるルーティン、午後からはフォームの作り方、記録を伸ばす練習方法などを学んだ。
 初めて指導したという渡邉選手は「選手の反応を見ながら教えるのは難しいと感じた。情報化社会でいろいろなことを得られる時代で選択する能力が重要。自立した選手になってほしい」と要望した。土屋選手も初めて指導したといい、「中学生からパワー、元気をもらった。何よりも競技を楽しんでやってほしい。そうすれば記録も成績もついてくると思う」と期待した。
 選手たちから丁寧に指導を受けた頸城中の當山(とうやま)優士君(頸城中2年)は「体幹トレーニングや柔軟でやったことのない運動ができて良かった。これからの練習で取り入れていきたい」とためになった様子だった。

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