レッドソックスがブルペン補強 左腕ジョエリー・ロドリゲスを獲得

日本時間11月23日、レッドソックスはメッツからフリーエージェント(FA)となっていた救援左腕ジョエリー・ロドリゲスと1年契約を結んだことを発表した。「ジ・アスレチック」のチャド・ジェニングス記者によると、ロドリゲスの来季の年俸は150万ドルで、2024年の契約は年俸425万ドルの球団オプション(またはバイアウト50万ドル)になっているという。よって、ロドリゲスは最低でも200万ドルを得られることになる。このほか、アクティブ・ロースター登録日数や登板試合数に応じたボーナスが設けられているようだ。

現在31歳のロドリゲスは日本球界からメジャーへ復帰して3年目となった今季、メッツで55試合に登板して50回1/3を投げ、2勝4敗、9ホールド、防御率4.47、57奪三振を記録。登板試合数や投球イニング数はキャリアハイを更新した。相手打者を打率.226に抑えているにもかかわらず防御率が4点台になったのは、与四球率4.65という制球難が大きな要因。相手打者の左右別に見ると、対右が被打率.220、対左が同.233と右打者との対戦時のほうが成績が良かった。

レッドソックスのチーフ・ベースボール・オフィサーを務めるハイム・ブルームは、今オフの最優先課題としてFAになったザンダー・ボガーツとの再契約を掲げているが、まずはブルペンの補強としてロドリゲスと契約。ボガーツとの再契約以外にもラファエル・デバースとの契約延長交渉、先発ローテーションのアップグレード、正捕手の獲得といった課題が残されている。

「マスライブ」のクリス・コティーロ記者によると、ロドリゲスは2023年シーズンのアクティブ・ロースター登録日数に応じて最大200万ドル、2023年シーズンと2024年シーズンの登板試合数に応じて1シーズンごとに最大25万ドルのボーナスを獲得できるという。よって、球団オプションが行使され、なおかつボーナスをすべて獲得した場合、ロドリゲスは2年間で825万ドルを手にすることになる。

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