ノンテンダー候補 注目の11選手にベリンジャーら 期限は明日10時

メジャーリーグは日本時間11月19日午前10時に年俸調停権を持つ選手への来季契約の提示期限を迎える。ここで来季契約を提示された選手は、日本時間1月14日までに球団と年俸交渉を行い、合意できなかった場合は年俸調停に突入することになる。一方、来季契約を提示されなかった選手は、ノンテンダー・フリーエージェント(ノンテンダーFA)としてFA市場に出ていくことになる。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者は、ノンテンダーの動向が注目される11選手をピックアップしている。

今オフのノンテンダー市場における最大の注目株は、何と言っても2019年ナショナル・リーグMVPのコディ・ベリンジャー(ドジャース)だ。今季は年俸1700万ドルでプレーし、来季は年俸1800万ドルと予想されているものの、直近2シーズンは合計239試合に出場して打率.193、29本塁打、104打点、17盗塁、OPS.611と大不振。もちろんドジャースがベリンジャーの復活を信じて来季契約を提示する可能性もあるが、ベリンジャー分の年俸を他の補強に充てる可能性もあるとみられている。

今季ヤンキースの正遊撃手を務めたアイザイア・カイナー=ファレファもノンテンダー候補の1人だ。来季の年俸は625万ドルの予想だが、今季は期待された守備面で低調なパフォーマンスに終始し、ポストシーズンの重要な試合ではベンチを温めることもあった。オスワルド・ペラザ、アンソニー・ボルピーといった若手有望株も台頭しており、ヤンキースが来季契約を提示しないことを選択する可能性は十分にある。

フェインサンド記者が選んだ残りの9選手は、ホルヘ・アルファロ(パドレス)、ブライアン・アンダーソン(マーリンズ)、ジャイマー・キャンデラリオ(タイガース)、アダム・エンゲル(ホワイトソックス)、ケビン・ニューマン(パイレーツ)、エミリオ・パガン(ツインズ)、アレックス・レイエス(カージナルス)、ドミニク・スミス(メッツ)、ルーク・ボイト(ナショナルズ)という顔ぶれ。このなかから何人の選手がFA市場に出てくるだろうか。

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