襲われた20代女性、倒され触られる…引っ越した会社員逮捕 2年前の街灯まばらな夜道、帰宅し女性が通報

女性を倒し体を触る 容疑の会社員を逮捕=春日部市

 埼玉県警捜査1課と春日部署は24日、強制わいせつ致傷の疑いで、千葉県松戸市上矢切、会社員の男(35)を逮捕した。

 逮捕容疑は2020年9月17日午前0時35分ごろ、春日部市内の路上で、徒歩で駅から帰宅中だった20代の女性会社員=当時=を背後から押し倒し、倒れた女性の体を触るなどのわいせつな行為をし、14日間の通院を要する両膝擦過傷のけがを負わせた疑い。

 捜査1課によると、同日午前1時ごろ、自宅に帰った女性が110番。付近の防犯カメラの精査などから男が浮上した。現場は田んぼや住宅などが入り交じる田園地帯。街灯はまばらで、夜間の人通りが少ないという。面識のない女性に駅から付いていき、犯行後は徒歩で逃走したとみられる。男は犯行時は春日部市内に住んでいたが、その後、転居した。男は「ストレスを発散させるために触った」と供述しているものの、犯行内容の一部については否認しているという。

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