清掃活動前に旭川河川敷で草刈り 山陽新聞社、NPOや企業と

旭川の河川敷に生い茂った草を刈る参加者

 山陽新聞社は25日、岡山市中区平井の旭川河川敷で開く清掃イベント(27日)を前に、NPO法人「グリーンパートナーおかやま」(同市)、農業機械部品など製造のオカネツ工業(同)と草刈りを行い、会場整備に取り組んだ。

 計12人が延長約400メートル区間で作業。オカネツ工業はAI(人工知能)を搭載した開発中の無線操縦式のハイブリッド草刈り機などを投入し、大人の背丈近くまで生い茂った草もみるみる刈り込んでいった。約3時間かけて川ごみ回収のための作業通路や駐車スペースを整えた。

 清掃イベントは、瀬戸内海の海ごみ削減を目指す山陽新聞社の吉備の環(わ)アクション「里海 未来へ」の第1弾で、事前に申し込んだ市民ら約150人が参加する。共催する同NPOの藤原瑠美子理事長(75)は「海ごみ問題の解決へ活動の輪を広げたい」と話している。

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