虐待児の個人情報を無断持ち出し、誤廃棄 ドラッグストアの通報で発覚、当初は虚偽報告

川崎市役所

 個人情報を含む資料を無断で持ち出した上、誤って廃棄したなどとして、川崎市こども未来局は25日、課長級の男性職員(52)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。

 同局によると、男性職員は9月16日、北部児童相談所に虐待通告があった子ども239人の氏名や住所、状況などが記載された資料を無断で持ち出し、市内のドラッグストアで買い物した際、誤ってゴミ箱に捨てたという。

 資料を見つけたドラッグストアの店長から同20日に連絡があり、持ち出されていることが発覚。男性職員は当初、紛失の経緯は不明とし、上司に虚偽の報告をしたが、同25日に正直に話したという。

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