オランダ代表GKノペルト、シンデレラストーリーは続く

オランダ代表GKアンドリース・ノペルトの飛躍が止まらない。

28歳のヘーレンフェーン守護神は、9月にA代表初招集を受け0capながらオランダ代表のカタールワールドカップメンバーに選出。

セネガル戦でデビューし、A代表初出場がワールドカップという非常にレアケースとなった。試合は2-0とクリーンシートを達成している。

続く第2戦のエクアドル戦でも恵まれた高さを武器に好セーブ。チームは引き分けに終わったが、ノペルトの評価はうなぎのぼりだ。

Instagramのフォロワー数も試合の度に伸びている。約2万人だったフォロワーがセネガル戦後に4.2万人と急上昇、エクアドル戦後には6.6万人とまるで倍々ゲームでフォロワー数が伸びているのだ。

注目をしたいのが彼の身長だ。

203cmと非常に大柄でワールドカップ公式SNSではワールドカップ史上最も最も大きい選手と紹介している。

ヘーレンフェーンの下部組織出身だが、同チームのトップチーム昇格後は出番なし。NACブレダの控えGKを経て、2018年にセリエBのフォッジャへ移籍もここでも控えGKでチームは3部降格の憂き目にあった。

2019年9月に短い無所属期間を経てドルドレヒトへ加入、2試合に出場するとシーズン終了後再び無所属に。2021年1月にオランダ2部ゴーアヘッド・イーグルスへ加入。自身は出番なしもチームはエールディビジ昇格を果たす。

2シーズン目の2021/22シーズン途中から正GKを初めてつかみ、今季古巣ヘーレンフェーンへ復帰した。プロキャリアを通じて出場した試合の数は51試合で、これまでフルで1シーズン正GKを務めたこともない。

そればかりか無所属期間が2度もあり、その間には家族や妻からはサッカーを諦め警察官になった方が良いと就職をすすめられたという。

オランダ代表GKといえば、先日も38歳でレムコ・パスフェールがA代表デビューを飾ったばかり。経験がものをいうポジションとも言われているが、ワールドカップでビッグドリームをつかむシンデレラストーリーはまだ続いていく。

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